コロナ下のしんどさ
私には、70手前の父と母がいる。
昨年秋に私は、以前からお付き合いしている彼と入籍し、3月に引っ越しして、二人暮らしを始めた。
(実は半二人暮らしは昨年春頃から始まっていたのだが、とりあえずそれは省略)
今回、コロナウイルス感染症で、日本各地で様々なことが起きている。
不要不急の外出を控える、とたくさんの人の口から、メディアから、耳に刺さりこんでくる。
父と母が、本当に心配になる。
彼らは、多分感染したら、重症ないし助からないだろう。
私は父と母が好きだ。
彼らとのいつかの別れを本当に恐ろしく思っている。
今は本当に嫌だ。
私も、夫も、在宅で働くには難しい業種だ。
私は子どもに関わる仕事をしていて、ほんの少し前にやっと職場の休業が決まったが、夫は介護の仕事で、彼がコロナウイルスに罹患してしまって仮に無症状であったときに、入居している人たちの命は大変な危険にさらされるだろう。
かかるわけにはいかない。
母と父に会うことも、同様に避けねばならないことなのだ。
結婚していて、よかったなと思う。
家に誰かがいるということで、私は今なんとか気持ちを保っている。
会いたい人に、家族に会えないけれど、少なくとも夫と家で過ごすことができるから、この辛さに耐えられている。
北海道での地震のときは、たまたま実家にいて、父や母と過ごせたことで精神的に病まずに済んだ。
けれど今回は、両親と会うことはできない。
こんなに自分がさみしいことに耐えられない人間と思わなかった。
コロナ下のつらさを、夫が夜勤の今日は特に感じるのです。