聖剣伝説3のこと

子どものころ家にあったハードはSFCだけ。
でも、他のハードがほしい!と思ったことはなかった。
当時、SFCしか知らなかったからであるし、また、ソフトも出揃っていたので友達と遊ぶのにも困らなかった。

よく遊んだのは、がんばれゴエモン2・3・4と聖剣伝説3。


思えば、聖剣伝説は私にRPGのなんたるかを教えてくれた。
レベルの概念があり、敵を倒せば倒すだけキャラクターが強くなる。
キャラクターや国があり、イベントが進行し、空を飛ぶアイテムやモンスターがおり。

しかも主人公やそのパーティが選べ、序盤や後半のルートが変化するため何度でも遊べる!画期的!
当然、のめりこんだ。

私はホークアイが好きで、友人はリース・シャルロットが好きだったので、初回はその三名。
続いて、逆のケヴィン・アンジェラ・デュランの攻撃型。
そして、女子パーティ、男子パーティ。
よくもやったなと思う。
大体リース・ホークアイ・シャルロットは全員補助回復で決定力不足だし、男子パーティはクラス3になるまで回復アイテムに頼り切りだった。
ダンジョンだって繰り返し同じ場所を攻略することになる。

しかし、何度もやり直す魅力があった。
主人公、PC2、PC3誰を選ぶかで終盤のルートが変わる。
ラスボスも三パターンあり、それぞれ主人公の宿敵になる人物を倒すという流れだったと思う。
また、パーティに特定の二人がいた場合、特別な会話イベントがあったのも好きだった。

無論、一緒にプレイする友達あってのことである。自分ひとりであれほどはやれない。


今見直しても、RPGの基本要素がしっかり入った作品で、当時このソフトをプレイできて本当によかったと思う。
しかし一つ悔しいことがあってね。ソフトは友達のものだった。
SFCはソフトがとにかく高くて、フルプライスの人気作品はいつまでも値段が下がらなかった。自分の家で一緒にやれるとはいえ、ソフトを持っている友達がうらやましかった、というのは別のお話し。

次に発売された聖剣伝説LOMもいい。
こっちは、ちゃんと自分で買いました。